宗堂桜満開



岡山県指定の天然記念物、宗堂桜が満開になったので行って来ました。

JR山陽本線の万富駅から歩いて４０分、岡山市瀬戸町宗堂の山の麓で、見事な花を咲かせていました。


　　　　　　　　　　　　　　花の名所は廃寺跡　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

寛文６年（１６６６）に廃寺になった宗堂山妙泉寺の跡地が花の名所になっていました。
宗堂桜だけでなく、ソメイヨシノやシダレ桜も植えられており、いろいろな桜を楽しむことが出来ました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　瀬戸町宗堂地区 　　　　　　　　入口に… 　　　　　　　廃寺跡の看板
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ソメイヨシノ 　　　　　　　　シダレ桜 　　　　ソメイソシノと宗堂桜の競演

　　　　　　　　　　　　　お目当ては宗堂桜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

宗堂桜は６０枚もの花弁を持ち、花弁が二重になっていて、内側の２０枚が開ききらないという大変珍しい桜の花でした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宗堂桜の説明版 　　　　　　八重桜の一種です 　　　花の大きさは直径３センチほど
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　重厚さと… 　　　　　　気品の感じられる… 　　　　　　　　桜でした

　　　　　　　　　　　　伝説の花　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

現地の説明版によりますと、桜を植え、大切に育てていた妙覚寺の僧、雲哲上人が殉教されたのを悲しみ、桜は花弁が開ききれなくなったという伝説が伝えられているとのことでした。
近くに雲哲上人の里と称する一角があり、供養塔も建っていました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　言い伝えの説明版 　　　　　隣の神社の一角に… 　　　　　題目石と一緒に…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　雲哲上人の… 　　　　　供養塔がありました 　宗堂桜の元祖、雲哲の里とありました
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もう一度… 　　　　　　　　珍しい花を… 　　　　　じっくりと眺めました





お寺は取り潰されても、雲哲上人は、今日まで語り継がれて生きている。
そんなことを思わせる宗堂の桜でした。