古町町並み保存地区


智頭急行の宮本武蔵駅から智頭方向へ一駅、大原駅まで足を伸ばしました。

大原駅から歩いて１０分、かつて播磨国と因幡国を結んだ旧因幡街道の古町地区に宿場町の面影を残す街並み保存地区がありました。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　因幡街道　　　　　　　　　　　　　　

江戸時代、鳥取藩主が参勤交代で江戸との行き来に通った道が旧因幡街道。お陰で古町は当時大変な賑わいを見せたといわれています。
吉野川沿いに伸びる街道筋には今なお古い町屋がたくさん残されています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　智頭急行大原駅 　　　　　因幡街道古町地区 　　　　　　　　　大原宿


　　　　　　　　　　　　　　　　　本陣・脇本陣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

いずれも非公開で中の様子を伺い知ることは出来ませんでした。
通りに面した間口より奥行きが広く、数々の建物や庭で構成されていることが想像されます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　藩主の宿所・本陣 　　　　　　殿様専用の御成門 　　　　家老らお供の宿所・脇本陣


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　町屋の数々　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

通りを散策しながら、心引かれる町屋を拾ってみました。
なまこ壁と防火の願いを込めた「火返し」と呼ばれる袖壁が印象的でした。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　修復工事中の町屋　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

修復工事中の町屋に出会いました。
中を自由にご覧くださいとの表示がありましたので覗いてみました。






古町の気候風土の中から生まれ育ったかけがえのない町屋。
そんな町屋を後世に伝えていくためには大変な努力が必要なのだとしみじみと感じました。
修復工事中の町屋に出会ったことは貴重な体験でした。